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NUO-FLEX2.0(フレックスベル)レビュー|32kgは足りる?デメリット・注意点と自宅トレの限界を現実的に解説

可変式ダンベル選びで一番ありがちな失敗は、「最大重量だけ」で決めること。

自宅トレの成果は、重量上限だけじゃなく、

  • 重量変更の手間=継続性
  • 安全に追い込める運用
  • 種目設計

で決まります。

NUO-FLEX2.0(フレックスベル)は、台座に置いてグリップを回すだけで重量を変えられる2kg刻みモデル。置き場所も、重量も諦めたくない人におすすめです。

目次

NUO-FLEX2.0(32kg)の仕様

32kgモデルは、2〜32kgを2kg刻み・16段階で調整可能。

サイズはダンベル44×18×17cm/台座込み48×19×18cm、材質はプレートがスチール・ABSとなります。

32Kgが2つある場合、かなりの重量になります。持ち上げに時に腰に負荷がかかりやすくなるため、台座があると負荷を軽減することができます。

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また簡易的なクッションやジョイントマットを下に置くと床への傷を防ぐことができます。

20kgと32kg、どっちがいい?

結論:迷うなら32kg。ただし、置き場所と取り回しが許容できるなら。

  • 20kg:2〜20kg(10段階)、ダンベル35×18×17cm/台座込み40×19×18cm
  • 32kg:2〜32kg(16段階)、ダンベル44×18×17cm/台座込み48×19×18cm

「20kgで足りるか?」は上半身中心なら成立しやすいけど、下半身・背中まで本気でやると先に壁が来やすい。買い替えコストまで含めると、32kgが堅い。

NUO-FLEX2.0のデメリット/注意点

1) 重量調整は台座の上だけ

台座の上でのみ重量調整が可能です。

が、使ってる途中で落ちないための工夫です。

2) 噛み合わせ確認をサボると危ない

安全注意として、少なくとも次がはっきり書かれている。

  • シャフトとプレートの溝がまっすぐ噛み合っていることを確認
  • 重量表示が中央に来ていない状態で持ち上げない
  • 溝が破損している場合は使用中止
  • 定期的に全重量設定で固定状態を確認
  • 台座の外でグリップが回る場合は不具合の可能性

ここを守れないなら、可変式ダンベル自体が向いてない。筋トレ以前の問題。

3) 個体差(重量誤差)を許容できるか

販売側の注意として「ダンベル1個につき最大で約1kgの誤差が生じる」旨が書かれている。

競技レベルで重量を厳密に管理したい人は、この時点で合わない可能性がある。

4) ダンベルが長い(44cm)

これは仕様。フロアプレス等で当たりやすい人もいるはず。

対策は「ベンチ導入」「可動域を調整」「片手種目を増やす」でだいたい解決する。

安全な使い方テンプレ(事故率を下げる運用)

やることはシンプル。注意事項に沿って、儀式化する。

  1. 必ず台座に戻す(斜めに戻さない)
  2. 重量設定(回す)
  3. 重量表示が中央か確認
  4. 溝の噛み合いを確認
  5. 持ち上げる
  6. 月1で「全段階で固定OKか」点検

自宅トレの限界は「筋肥大」と「最大筋力」で別物

筋肥大(見た目)

低負荷でも限界近くまで追い込めば、筋肥大は高負荷と同程度になり得る一方、最大筋力は高負荷が有利らしい。

つまり、32kgでも「筋肉を大きくする」余地は、種目設計で残る。

最大筋力(1回の限界重量)

最大筋力は高負荷が有利。ガチのパワー志向だと、いずれ32kgが軽い日が来る可能性は高い。ここは誤魔化せない。

32kgで「足りる人 / 足りなくなりやすい人」

足りる(伸びやすい)領域

  • 胸(プレス系):片手・テンポで伸ばせる
  • 肩(ショルダープレス/レイズ):そもそも高重量が不要になりやすい
  • 腕(カール/エクステンション):十分
  • 背中(ワンハンドロー):片手化で負荷を作れる

足りなくなりやすい領域

  • 両脚スクワット
  • 両手デッドリフト
  • シュラッグ(僧帽筋を重量で攻めたい場合)

ただし、ここも 片脚(ブルガリアン)ヒップヒンジ(RDL) に寄せれば、32kgでも長く戦える。

NUO-FLEX2.0で伸ばす 家トレ設計のコツ

ACSMの抵抗トレーニング指針では、初心者は8–12RM程度の反復回数帯が推奨され、重量は「狙いの回数を上回れるようになったら2–10%上げる」といった進め方が示されている。

これをNUO-FLEX2.0に落とすと、こうなる。

進め方(テンプレ)

  • まずは 8–12回で限界になる重さに設定
  • 12回が余裕になったら、次回は+2kg(可変式の強み)
  • 下半身など“重さが頭打ち”の種目は
    • 片脚化
    • 3秒下ろす(テンポ)
    • 可動域拡大
      で負荷を稼ぐ

週3の鉄板メニュー(NUOだけで回す)

※「器具を増やさず継続する」前提で、負荷調整しやすい構成。

Day A(下半身+引く+肩)

  • ブルガリアンスクワット 3×8–12
  • ワンハンドロー 3×8–12(左右)
  • ショルダープレス 3×8–12

Day B(ヒップヒンジ+押す+腕)

  • ルーマニアンデッドリフト 3×8–12
  • フロアプレス or ベンチプレス(ベンチあれば)3×8–12
  • アームカール 2–3×10–15

Day C(ボリューム日)

  • ゴブレットスクワット 3×10–15
  • サイドレイズ 3×12–20
  • カーフレイズ 4×12–20

よくある質問(FAQ)

NUO-FLEX2.0は何kg刻み?何段階?

32kgモデルは2kg刻み・16段階(2〜32kg)

重量変更は台座なしでもできる?

台座の上でのみ可能。

20kgと32kg、サイズはどれくらい違う?

20kg:ダンベル35cm/台座込み40cm。32kg:ダンベル44cm/台座込み48cm。

「重量表示が中央じゃないと危険」って本当?

注意事項として「重量表示が中央に来ていない状態で持ち上げない」こと

32kgで自宅トレは十分?

筋肥大は負荷の大小にかかわらず限界近くまで追い込めば同等になり得る一方、最大筋力は高負荷が有利になります。
つまり、「目的が筋肥大中心なら十分になり得る、最大筋力を追うなら壁が出やすい」。

重量に誤差があるって本当?

販売側の注意として「1個につき最大で約1kgの誤差」旨が記載されている。

NUO-FLEX2.0(フレックスベル)レビュー まとめ

  • NUO-FLEX2.0(32kg)は、2kg刻み・16段階で重量変更しやすいモデル。
  • ただし、台座運用・噛み合わせ確認・重量表示確認など、安全手順を守るのが前提。
  • 自宅トレの限界は「重量上限」だけで決まらない。筋肥大と最大筋力を分けて考えると、32kgでも伸ばせる領域は広い。

グリップにはYONEXのグリップテープ

ダンベル使う時にグリップ感を強めるためにテープを巻いてます。ここは好みで。

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