AirPods Pro 2(Lightning)を愛用しながら、AirPods Pro 3が気になる…。価格もそれなりにするから「本当に元が取れる?」で悩み、結局購入しました。
この記事では、通勤(電車・駅・雑踏)+オンライン会議(Teams/Zoom/Meet)でANC多用している方に向けて、AirPods Pro 2(Lightning)→AirPods Pro 3の買い替え価値を判断できるようにまとめています。
結論:通勤×会議(ANC多用)なら、買い替えメリットは出やすい
- AirPods Pro 3は、Appleが「AirPods Pro 2比で最大2倍効果的なANC」として発表
- ANCオンでの連続再生が最大6時間→最大8時間に伸びた
これら2点は、通勤と会議の毎日のストレス軽減につながります。ただし、Pro 2が快適(電池も装着感もANCも不満なし)なら、急いで買い替えなくてもOK。
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買い替えの価値がでやすい
- 通勤でANCを毎日使う(電車・駅・人混み)
- 会議が多く、周囲ノイズが多い環境
- Pro 2の電池が落ちてきた(会議前に充電が気になる)
- 装着が微妙(ズレる/長時間で痛い)
- 雨・汗・移動が多い(耐久性を上げたい)
Pro 2のままでOK
- Pro 2でANCも電池も満足
- 会議は静かな室内中心
- Lightning運用で困ってない(端子だけで買うと後悔しやすい)
スペック差の要点まとめ(比較表)

| AirPods Pro 2(Lightning) | AirPods Pro 3 | |
|---|---|---|
| ANC | あり | Pro2比 最大2倍 (Apple発表内容) |
| 連続再生(ANCオン) | 最大6時間 | 最大8時間 |
| イヤーチップ | 4サイズ XS/S/M/L | 5サイズ XXS追加 |
| 防水/耐汗耐水 | IPX4 | IP57 |
| ケースのUWB | U1 | 第2世代Ultra Wideband |
| 同梱ケーブル | Lightning-USB C | USB Cケーブル |
| Bluetooth | 5.3 | 5.3 |
音質の違い
結論から言うと、音質は「別物に進化した」わけではないです。AirPods Pro 2とAirPods Pro 3はどちらもH2チップで、空間オーディオやアダプティブEQなど、土台のオーディオ機能は共通しています。
感覚的には、
- Pro 3の方が「低音が厚め」「高音が明るめ」な傾向
- Pro 2の方がフラット(ニュートラル)寄り
通勤×会議(ANC多用)目線で重要なのは、音質より「疲れにくさ」になるため、低音が強くなると迫力は出やすい反面、長時間だと好みが分かれてきます。
YoutubeやAudible、AppleMusicに加えてAmazon PrimeVideoやNetfrixを移動中に聴いたり試聴したりしますが、個人的には買えてよかったです。
通勤(ANC多用)で一番効く:ANCの進化
AppleはAirPods Pro 3について、「移動中でも、オフィスでも、家でも」を前提に、AirPods Pro 2より最大2倍効果的なANCと説明しています。
これらから通勤で起きがちなこの3つがラクになります。
- 電車の走行音で音量を上げる回数が減る
- 駅のアナウンスや雑踏で疲れが溜まりにくい
- 会議前の移動時間でも集中を切らしにくい
さらにフォーム材が入った新しいイヤーチップでパッシブノイズアイソレーションも改善しています。密閉が上がると、ANCの効きも安定しやすくなります。(逆に、密閉が甘いと性能が出ない)。
通勤用途での後悔しない見極め方
買い替え前に、まずこれだけチェックしてほしい。
- 現状のPro 2でANCの効きが甘いと感じる日があるか
- イヤーチップのサイズが合ってない可能性が高い
- 耳垢/ホコリで性能が落ちてないか
- 汚れはノイズコントロールに影響する
通勤+会議で地味に最強:バッテリー(6→8時間)
AirPods Pro 2(Lightning)は、1回の充電で最大6時間(ANCオン時の上限として使われがち)。AirPods Pro 3は、ANCオンで最大8時間。
この差が刺さるのは、
- 朝の通勤(ANC)+昼の会議(数時間)+帰りの通勤(ANC)
- 外出先での会議が続く日(ケース充電する暇がない)
- Pro 2:ケース併用で最大30時間
- Pro 3:ANCオンでケース併用 最大24時間
会議で効くのはANCよりマイク設定:Voice Isolation

会議で本当に評価されるのは、音質より先に「あなたの声が聞き取りやすいか」。iPhone/iPadにはマイクモード(Voice Isolationなど)があり、周囲ノイズを抑えて声を優先できます。
iPhoneでVoice Isolationを使う手順(会議中に1分でできる)
- 通話/会議中にコントロールセンターを開く
- [App]コントロール(電話/FaceTime等)を開く
- マイクモードで Voice Isolation を選ぶ
Pro 2(Lightning)でも通話のVoice Isolationは入る
AirPods Pro 2のファームウェア更新で「通話にVoice Isolationを追加」 しているため、「会議のためにPro 3にしないとVoice Isolationが使えない」ということではありません。
じゃあPro 3の価値は何か?というと、会議の前後(通勤や外音)も含めて、ANCと電池と装着安定で総合的にラクになるところ。
装着感が変わると、通勤も会議も全部ラクになる(XXS追加)
AirPods Pro 3は、イヤーチップが5サイズ(XXS/XS/S/M/L)。Pro 2(Lightning)は4サイズ(XS/S/M/L)。
たった1サイズと思うかもしれないけど、密閉が決まらない人にとっては、救われる方も多いはず。密閉が決まると、次の3つが改善しやすくなります。
- ANCの効きが安定する
- 電車内で音量を上げなくて済む
- 会議中にズレて集中が切れるのを防げる
通勤運用で安心感が変わる:IPX4 → IP57

Pro 2(Lightning)はIPX4(本体&ケース)。 Pro 3はIP57(本体&ケース)。
通勤で刺さるのは、雨や汗だけではありません。以下の雑な日常使いでも精神的に楽になります。
- カバンに放り込む
- ポケットに入れる
- 砂埃や細かいゴミが気になる
とは言え小傷をつけるのは嫌なのでケースはつけてます。
地味に嬉しいけど注意な点
USB-C化と「ケーブル別売」
Pro 3のケースはUSB-Cで、USB-Cケーブルは別売。 Pro 2(Lightning)は、Lightning→USB-Cケーブルが付属しています。
ライブ翻訳(Live Translation)
ライブ翻訳は、AirPods Pro 3だけの専用機能ではありません。Appleのサポートでは、AirPods 4(ANC)/ AirPods Pro 2 / AirPods Pro 3で使えると明記されています。
ただし、条件がいくつかあります。
- iPhone 15 Pro以降
- iOS 26以降
- Apple Intelligenceオン
- Translateアプリ
- AirPods最新ファームウェア
この条件を満たすなら、出張・旅行・多言語会議で刺さります。逆に、満たさないなら 今は関係ないと割り切れます。
デメリット・注意点
- USB-Cケーブル別売(Pro 3)
- Apple製デバイス以外だと機能が制限される場合がある(Bluetoothイヤホンとしては使えるが、制限あり)
- ANCや装着感は、汚れや耳垢で性能が落ちる(定期的なクリーニング推奨)
心拍数センサー(ワークアウト)
Pro 3はワークアウト向けの心拍センサーを搭載しています。通勤×会議目的なら優先度は低いけど、「Apple Watchなしで軽く記録したい」人には価値が出てきます。
まぁ、心拍数センサーが気になる方はApple Watchを検討しましょう。
迷ったときの最終判断:「お金を払う価値がある変化」だけで決める

通勤×会議で、買い替えの価値が出る変化はこの3つ。
- ANCがより効く(Apple説明:Pro 2比 最大2倍)
- 本体バッテリーが伸びる(6→8時間)
- 装着が決まりやすくなる(XXS追加)
この3つのうち、あなたがいま困っているものが2つ以上あるなら、Pro 3は後悔しにくいです。1つも困ってないなら、Pro 2のままが合理的かも。
よくある質問(FAQ)
- AirPods Pro 2(Lightning)からPro 3に変える一番のメリットは?
-
通勤×会議なら、ANC(Pro 2比 最大2倍の説明)とバッテリー(最大8時間)が効きやすい。
- 会議の声を聞き取りやすくする設定は?
-
iPhone/iPadのマイクモード(Voice Isolation)を使う。要件と手順はAppleが案内している。
- Pro 2でもVoice Isolationは使える?
-
AirPods Pro 2はファームウェア更新で、通話のVoice Isolation追加が案内されている。
- イヤーチップは何が変わった?
-
Pro 3は5サイズ(XXS追加)、Pro 2(Lightning)は4サイズ。
- 雨の日の通勤で安心なのは?
-
Pro 3はIP57、Pro 2(Lightning)はIPX4。
- Pro 3はUSB-Cだけど、ケーブル付属?
-
Pro 3はUSB-Cケーブル別売。Pro 2(Lightning)はLightning→USB-Cケーブル付属。
- ライブ翻訳はPro 3専用?
-
Appleサポートでは、AirPods 4(ANC)/ Pro 2 / Pro 3で利用できるとされている(要件あり)。 Appleサポート+1




