在宅ワークが当たり前になって、
・運動不足
・体重増加
・肩こり/腰痛
に悩む人は一気に増えました。
ジムに通えば解決しそうだけど…
- 行くまでが面倒
- 往復だけで30〜60分ロス
- 人目も気になる
そんなモヤモヤをまとめて解決してくれるのが、「自宅トレ×ガジェット」という組み合わせです。
この完全ガイドでは、
- Apple Watch(スマートウォッチ)
- スピンバイク(自宅バイク)
- ダンベル(筋トレ)
の3つをベースに、
- 「痩せるカラダ」をつくる有酸素運動
- リバウンドしにくい筋トレメニュー
- 在宅ワークと両立しやすい1週間スケジュール
- 続けるための“仕組み化”テクニック
まで、完結するレベルでまとめていきます。
自宅トレ×ガジェットが続きやすい3つの理由
移動ゼロだから「やる前から挫折」が減る
ジム通いが続かない理由のトップは「行くのが面倒」です。
- 準備して
- 着替えて
- 移動して
- 混雑状況を気にして…
自宅トレなら、
仕事終わり → イスから立つ → スピンバイクに座る
この3ステップで開始できるので、運動のハードルが一気に下がります。
ガジェットが「いま何をするべきか」を教えてくれる
Apple Watch のようなスマートウォッチがあると、
- 1日の消費カロリー
- 心拍数
- ワークアウト時間
- 立ち上がり回数
が全部“数値化”されます。
「今日はあと200kcalくらい動けばOK」
「リングが閉じてないから、もう10分だけ漕ごう」
といった 次の一歩が分かりやすくなるので、
意思の力だけに頼らず続けやすくなります。
スピンバイク×ダンベルで「有酸素+筋トレ」が完結する
- スピンバイク → 脂肪燃焼・心肺機能アップ
- ダンベル → 筋肉量アップ・基礎代謝アップ
この2つに Apple Watch の記録を組み合わせることで、
「どれだけ走ったか?」より
「どれだけカロリーを消費できたか?」
という視点で、自宅トレ全体を設計できるようになります。
まず揃えたい自宅トレ×ガジェット3種の神器
ここからは、最初に揃えるべき3つのアイテムを整理していきます。
Apple Watch(または同等クラスのスマートウォッチ)
役割:自宅トレ全体を見える化する司令塔
Apple Watch があると、自宅トレはかなり変わります。
- アクティビティリングで「今日どれだけ動けたか」がひと目で分かる
- ワークアウトアプリで“スピンバイク”や“筋トレ”を記録
- 総消費カロリーが分かるので、食事量と運動量を合わせやすい
特に大事なのが、
- ムーブ(アクティブ消費カロリー)
- エクササイズ(早歩き以上の運動時間)
- スタンド(1時間に1回立ち上がったか)
この3つのリングです。
在宅ワークだと「座りっぱなし」の時間がとにかく長くなるので、
Apple Watch に「立て」と怒らせるくらいの感覚がちょうどいいです。
スピンバイク
役割:関節に優しい“いつでもできる有酸素”
スピンバイクは、自宅トレにおける脂肪燃焼の主力兵器です。
- ランニングより膝・足首への負担が少ない
- 雨の日・真夏・真冬でもいつでもできる
- YouTubeや動画を見ながら“ながら運動”もOK
ポイントは、
- 静音性(マンションなら特に重要)
- サドルの高さ・前後調整ができるか
- ペダルの安定感
あたりを満たしたモデルを選ぶこと。
「そこそこちゃんとしたスピンバイク × Apple Watch」で、「脂肪燃焼の基礎」を自宅だけで完結できるようになります。
ダンベル(できれば可変式)+ヨガマット
役割:太りにくいカラダをつくる「筋トレ担当」
有酸素だけだと、一時的に体重は落ちても筋肉が減ってリバウンドしやすいカラダに。
そこで必要なのが、
- ダンベル(できれば可変式で重量調整できるもの)
- ヨガマット(床を保護&静音&滑り止め)
です。
ダンベルは、
- 上半身(胸・背中・肩・腕)
- 下半身(もも・お尻)
のどちらにも使える万能アイテム。可変式なら、1セットで「軽めの高回数」も「重めの低回数」も両対応できます。
Apple Watchで「痩せる数値」を見える化する
ここからは、Apple Watchをダイエットの司令塔として使い倒す方法です。
ムーブゴール(アクティブ消費カロリー)の決め方
まずは ムーブゴール(赤いリング) を自分の生活に合わせて設定します。
- いきなりハードにするのではなく
→ 「ちょっと意識すれば届く」ラインにする - 例)今ムーブ300kcalなら → 350〜400kcalに少しだけアップ
慣れてきたら、「スピンバイク30分で+◯kcal」という感覚がつかめてくるので、そこから微調整していきます。
総消費カロリーで1日のバランスをチェック
ムーブだけでなく、iPhoneの「フィットネス」アプリで見られる
- 総消費カロリー(基礎代謝+ムーブ)
をチェックするクセをつけると、
「今日は食べ過ぎたから、明日は総消費カロリーをもう少し上げたいな」
と、自分のカラダと生活リズムの感覚がつかめてきます。
心拍ゾーンで「効率よく脂肪を燃やす」
スピンバイクや早歩きのときは、
心拍ゾーンも意識できると◎です。
- 脂肪燃焼ゾーンの目安 → 最大心拍の60〜70%
- ざっくりいうと「会話はギリできるけど、そこそこ息が上がる」くらい
Apple Watchなら、
- ワークアウト中の画面に心拍ゾーンを表示
- 「ちょっと心拍が高すぎるから、負荷を一段落とそう」
といった細かい調整も、画面をチラ見するだけでOKになります。
スピンバイク×Apple Watchの「脂肪燃焼メニュー」
ここからは、実際のメニュー例です。
在宅ワークと両立しやすいように、時間別に2パターン用意します。
パターン1:30〜40分でじっくり燃やす「LSD(低強度)」メニュー
目的:心肺機能アップ+脂肪燃焼の土台づくり
- ウォームアップ:5分
→ 負荷は軽め、心拍数をゆっくり上げる - メイン:20〜25分
→ 会話できるくらいの強度(心拍ゾーン2〜3)で一定ペース - クールダウン:5〜10分
→ 負荷を落として心拍を戻す
合計:30〜40分
Apple Watchの「屋内サイクリング」で記録しながら、「ムーブ+200〜300kcal」を1つの目安にすると分かりやすいです。
パターン2:20分で追い込む「時短HIIT」メニュー
目的:時間がない日の“短時間高効率”メニュー
- ウォームアップ:5分(軽め)
- インターバル:
- 30秒:強め(立ち漕ぎ or 負荷UP)
- 90秒:軽め(ゆっくり回復)
→ これを8〜10セット
- クールダウン:5分
合計:20分前後
Apple Watch上では、インターバルタイマーを使ったり、HIIT系アプリと連携させるとやりやすくなります。
ダンベル×自重で「太りにくいカラダ」を作る
有酸素だけでは“痩せるけど細いだけ”になりがち。筋トレを足すことで、「体脂肪は落ちてるのに、見た目は引き締まったまま」に近づけます。
自宅トレで優先したい筋肉
特に在宅ワーク中心の人は、
- 背中(猫背対策)
- お尻・もも裏(座りっぱなしで弱りやすい)
- 太もも・ふくらはぎ(血流改善)
あたりを優先すると、体調面でも効果を感じやすいです。
基本のダンベルメニュー(週2〜3回)
上半身の日
- ダンベルプレス(胸)
- ワンハンドロウ(背中)
- サイドレイズ(肩)
- アームカール(腕)
- トライセプスエクステンション(腕裏)
各種目
10〜15回 × 2〜3セット を目安に。
下半身+体幹の日
- ゴブレットスクワット(もも・お尻)
- ルーマニアンデッドリフト(もも裏・背中下部)
- ブルガリアンスクワット(もも・お尻)
- プランク(体幹)
- サイドプランク(体幹)
こちらも
10〜15回 × 2〜3セット、体幹は30秒〜 を目安に。
※フォームに自信がないうちは、軽い重さからスタートして、Youtubeなどの信頼できる解説と照らし合わせながら進めてください。
自宅トレ×ガジェットの1週間モデルスケジュール
在宅ワーカーを想定した1週間のサンプルです。
(スピンバイク=SB、筋トレ=WT)
月:スピンバイク(LSD)
- 仕事後:SB 30〜40分(LSD)
- 目的:週のスタートなので、軽めに“動き出す”イメージ
- Apple Watch:屋内サイクリングで記録
火:上半身筋トレ(WT)
- 仕事前 or 仕事後:上半身WT 30分
- 胸・背中・肩・腕を一通り
- Apple Watch:機能的筋力トレーニングで記録
水:休息 or 軽いウォーキング
- 体調に応じて完全オフ
- もしくは 20分の軽い外歩き
- リングはスタンドだけ意識して「とりあえず閉じる」
木:スピンバイク(LSD or HIIT)
- 時間に余裕があればLSD 30〜40分
- 忙しい日はHIIT 20分に切り替え
- Apple Watchで消費カロリーをチェック
金:下半身+体幹筋トレ(WT)
- 仕事後:下半身WT 30分
- スクワット・デッドリフト・ブルガリアンスクワット中心
- 週末に向けて“下半身の血流”を良くしておくイメージ
土:スピンバイク+軽い筋トレ
- 午前:SB 30分(LSD)
- 夜:自重中心で軽めの上半身 or 体幹 15〜20分
- Apple Watchで1日の総消費カロリーをチェック
日:完全オフ or アクティブレスト
- 完全に休む
- or 散歩・軽いストレッチ程度
- リングは無理に閉じなくてもOK、“回復日”として割り切る
続けるための「仕組み化」テクニック
Apple Watchのコンプリケーションに「リング」と「ワークアウト」を常駐
- 文字盤にアクティビティリングを常に表示
- ワークアウトアプリへのショートカットも1タップで行けるように
「イメージが目に入る回数」が増えるだけで、人間はかなり行動しやすくなります。
スピンバイクは“視界の邪魔にならないけど、すぐ乗れる場所”に置く
- 完全に別室に追いやると → 使用頻度が激減
- 仕事部屋の端 or リビングの隅など
→ 視界には入るけど、邪魔にはならない位置を探す
「よし、漕ぐか」と思ったときに、椅子から5歩以内でサドルに座れる距離感が理想です。
筋トレは「メニューを決めておく」ことで迷いを減らす
さっき書いたような
- 上半身の日
- 下半身+体幹の日
のように、あらかじめ“型”を決めておくと、
「今日は何しようかな…」で悩んでいるうちにやらなくなる
というパターンを防げます。
疲れている日は「5分だけ」ルールを採用
- スピンバイク5分だけ
- ダンベル1種目だけ
実際にやってみると、
5分だけのつもりが、気づけば20分やっていた
というパターンがかなり多いです。ゼロにしないことを最優先にすると習慣が崩れにくくなります。
よくある質問(FAQ)
- 自宅トレは「有酸素」と「筋トレ」、どちらを優先すべき?
-
体重を落としたいフェーズなら有酸素多め、維持・引き締めなら筋トレ多め、がおすすめです。
- まず体重を落としたい人
→ スピンバイク中心(週3〜4回)+筋トレ(週1〜2回) - ある程度落ちてきた/体重より見た目を整えたい人
→ 筋トレ(週2〜3回)+スピンバイク(週2〜3回)
どちらか一方ではなく、割合をシフトさせていくイメージで組むと長続きします。
- まず体重を落としたい人
- 1回のスピンバイクは何分くらいやれば効果がありますか?
-
目安は「最低20分、できれば30〜40分」。忙しい日は20分HIITでもOKです。
- LSD(低強度)なら → 30〜40分がベスト
- 時間がない日は → 20分のHIITに切り替え
大事なのは 「1週間トータルでどれくらい動けたか」 なので、Apple Watchで週のワークアウト時間や消費カロリーを見ながら調整していきましょう。
- ダンベルは何kgから始めればいい?
-
目安として「10〜15回できてギリギリ」の重さからスタートしましょう。
- ほとんど負荷を感じない重さ → 意味が薄い
- 5回も上がらない重さ → フォームが崩れてケガリスクが上がる
「10〜15回ギリギリ」が、自宅トレ×ダイエットではちょうどいいゾーンです。
可変式ダンベルなら、種目ごとに重さを変えながら進められるのでおすすめです。 - Apple Watchがなくても、自宅トレ×ガジェットの効果は出ますか?
-
出ます。ただし、Apple Watchなどのスマートウォッチがあると“継続率”と“調整のしやすさ”が別物になります。
- なくても運動自体の効果は当然あります
- ただ、
- 今日どれくらい動いたか
- 週トータルでどれくらい消費したか
が見えないので、「なんとなく頑張っている」状態になりやすい
「数値が見えるからこそ、微調整できる」
という意味で、Apple Watchは「自宅トレのブースター」だと考えてもらうといいかもしれません。
- 在宅ワークで疲れた日は、完全休みにしてもいい?
-
完全オフの日を作るのはむしろ大事です。ただし“ゼロ”を続けない工夫は入れておきましょう。
- 週1日は完全オフでOK
- ただし、
- 軽いストレッチ5分
- 近所を10分歩く
くらいはやっておくと、週間リズムが崩れにくいです。
Apple Watchのリングも、
「毎日3つ全部閉じなきゃ」ではなく、
「週に4〜5日閉じられればOK」くらいの力加減で見てあげると、メンタル的にも続けやすくなります。
まとめ|自宅トレ×ガジェットは「頑張る」のではなく「仕組み化」する
- Apple Watch → 数値&習慣の見える化
- スピンバイク → 有酸素の主戦力
- ダンベル → 太りにくいカラダをつくる筋トレ担当
この3つが揃うと、「運動しなきゃ…」から「とりあえず5分漕ぐか」に思考が変わります。
あとは、
- ハードルを下げる(移動ゼロ・5分だけルール)
- メニューを型にする(上半身の日・下半身の日)
- Apple Watchで「週単位のトータル」を見る
このあたりをセットで仕組み化してしまえば、自宅トレ×ガジェットはかなり強い味方になります。

