普段時計をしないどころかアクセサリーの類も一切装着していなかったのですが、Apple Watch Ultra 3を購入して2週間、風呂場以外は常に装着するアイテムになりました。
そもそものスマートウォッチ購入のきっかけは「健康管理」と「生活の効率化」を目的にしていました。そこでGarmin Venu4とUltra 3がほぼ同時期に発売となり、悩んだ結果Ultra 3を購入しています。
結論から記載すると、
- 運動習慣の継続に加えて、日常をもっと快適にしたいなら Apple Watch Ultra 3
- 普段の運動データを深く分析したいなら Garmin Venu 4
となります。
この記事では、普段時計をしない人間がスマートウォッチを購入するに至った経緯や実際に使ってみての使い勝手を紹介していきます。
Apple Watch Ultra 3を選んだ理由

Apple Watch Ultra 3は単純に価格が高いため、他のスマートウォッチとかなり悩みました。(他にも高いスマートウォッチは多くありますが)
結果的にはUltra 3が自分の用途に合っているため選びましたが、大まかな用途は以下です。
- Google Mapを手元で使える唯一の機器
- Google Mapのナビを画面に表示できる
- 歩行・自転車走行中にスマホを取り出さずに目的地に着ける
- Watchを口元に近づけて話すだけでSiriが起動
- 天気や音楽再生、ストップウォッチのアクセスが簡単
- Apple Pay、電話応答、改札へのアクセス
- スマートウォッチとしての機能が充実
- 心拍・酸素・温度などのヘルスモニタリング
- アクティビティモニタ完成に向けた運動意欲向上
Apple Watchには以下のような特徴もありますが、個人的にはデメリットに感じなく選ぶ時の評価対象からは外していました。
- サイズが大きい
- バッテリーが持たない
サイズは正直「ちょうどいい」と感じています。適度にみやすい。
バッテリーも低電力モードOFF / 常時表示 / ワークアウト実施の条件で2日程度持ちます。ワークアウトなし・常時表示OFFだと24時間で15%ほど電池残量が減ったので使い方次第です。
お風呂入ってる時間+αで毎日だいたい30分程度充電しています。外したら高速充電器に置くだけ。
Garmin Venu 4との比較

Ultra 3は「生活ごと最適化する時計」、Garminは「運動を真剣に記録する時計」です。
| ポイント | Apple Watch Ultra 3 | Garmin Venu 4 |
|---|---|---|
| 運動データの分析精度 | ○ 充分 | ◎ 深い・詳細 |
| 生活の快適さ | ◎ 圧倒的に便利 | △ シンプルで控えめ |
| ナビ(Google Map) | 手元で完結・強い | 基本スマホ連携 |
| 支払い | Apple Pay可能 | Suicaは可 / ただし弱い |
| バッテリー | 約2日 | 約4〜7日 |
| デザイン / 存在感 | ガジェット感が強い | 生活に馴染む |
運動習慣についての比較となりますが、Garminは運動ルートの記録や走行データの管理など、「自主的な運動を正確に記録・分析すること」に特化しています。
Apple Watchはアクティビティリングによる目標設定を通じて、「日常的に運動を促す仕組み」を重視しており、運動習慣の形成を支援してくれます。
またスマートウォッチとしての機能面ではApple Watchの方が圧倒的に豊富であり、通知・決済・音声操作・アプリ連携など、運動以外の場面でも生活全体を快適にする要素が多く備わっています。
純粋に運動データを深く分析したい場合はGarminが適していると思いますが、「運動だけでなく日常生活をトータルにサポートしてくれるデバイス」として考えるなら、Apple Watch Ultra 3 の方が自分の用途に合うと判断しました。
Apple Watch Ultra 3 購入したアクセサリー

購入アクセサリーは3点です。Watch本体を保護するカバーはせっかくのチタンの質感を損ねて安っぽくなってしまうため購入はしていません。高級時計では保護カバーを装着しないという理論に近いです。
保護フィルム

無難に、硬度が高くて評価が高いフィルムを選びました。貼り付けキットが付属しているため簡単に貼り付けることができます。
純正バンド

Amazonや家電量販店、その他サイトなどでバンドを探したり試したりしましたが、結果的に純正のミラネーゼループに落ち着きました。
特に「腕周りが21cm」「ビジネスでも違和感が少ない」「キーボードを打つ時パソコンを傷つけない」「装着しやすく外しやすく、使用中に外れない」ことを重点に探していました。
筋トレの影響で腕周りが太くなったことでバンドの選択肢は絞られていたため、既製品で選ぶ場合は純正一択の状態ではありました。初期構築時はトレイルループを購入しています。
高速充電器

Apple Watchを安定した場所で充電できるように購入。Apple認証の安心性や持ち運びのしやすさが特徴で充電性能も高いです。
Apple Watch Ultra 3の主な用途

購入した主な用途はApple Payによる支払いの手間を簡略化すること、アクティビティリング完成を継続することによる減量、その他睡眠等ヘルスケアデータの取得のためです。
アクティビティリングは「ムーブ(1日の消費カロリー)」「ワークアウト(運動)」「スタンド(設定時間毎に立ちあがった回数)」で構成されており、それぞれ自分で設定することができます。
楽な目標だと意味がないので、自分は目標設定をChat GPTに聞いた上で設定しています。Apple Watchを買った手前、なにか成果を出したいといった気持ちもあり。
Chat GPTに入力したプロンプト
Apple Watchのフィットネスリングの目標設定を行なって欲しい
XX キロの XXX cmで、2ヶ月で6キロ痩せたい
食事量を今のままとする場合、どのような目標にしたらいいか
なお体重はここ1年間変わらず、仕事はSEなので平日はほぼ座っていることを前提条件とする
上記プロンプトに体の特徴などを加えることで、基礎代謝(BMR)・現在の消費カロリー/日などを計算して目標を設定してくれます。
Apple Watch Ultra 3 レビュー まとめ

Ultra 3は「大きい」「重そう」「使いこなせるか不安」と言われがちですが、私個人はたった2週間で「着けてないと落ち着かない」くらい生活に馴染んでいます。
「Google Mapを時計で確認できる」「Apple Payで財布を出さない」「アクティビティリングが運動のきっかけになる」という 生活の小さなストレスが消えることが快適さにつながっています。
スマートウォッチは「機能」より “習慣が変わるかどうか” が本質だと思います。ゆるく健康管理を続けたい、日常を少しだけ楽にしたいと感じているなら、Apple Watch Ultra 3 は間違いなく強い味方になるため、おすすめできます。
- Apple Watch Ultra 3 はこんな人におすすめ
- 運動習慣をこれから作りたい
- 日常のちょっとした手間を減らしたい
- Apple製品を普段から使っている
- 地図・決済・通知をサッと使いたい
- こんな人はGarminが向いている
- すでに運動習慣がある
- ワークアウトのログを細かく分析したい
- 充電頻度は少ない方がいい
購入を迷ってる方に向けて

Apple Watch Ultraを今後も使い続け、発売のたびに更新していく場合(ガジェトなので少なくとも5年ごとに更新予定)、高級時計やG-SHOCKなどを数十年利用した方が「時計」としてのコスパは高くなります。
そのため、Apple Watchを含めスマートウォッチを購入する場合は「購入する理由」や「スマートウォッチで何をしたいのか」を事前に検討することをおすすめします。
Apple Watch Ultra 3 は単なる時計ではなく、「日常を最適化する体験」を提供してくれるデバイスです。運動を継続したい人、生活を効率化したい人、スマートライフを楽しみたい人には強くおすすめできます。

