ソニーのフルサイズαを買ってしばらくすると、必ずぶつかるのがレンズ沼問題。
- 「結局どのレンズが正解なんだろう……」
- 「GMレンズ推されても、全部は買えない」
- 「40F2.5とか20-70Gってどうなん? 神レンズに入らないの?」
そんなモヤモヤを、2025年12月時点の視点で一度リセットして整理したいと思って書いたのがこの記事です。
この記事では、
- 2025年12月時点で、長く使っても後悔しにくい本気の神レンズ10本
- そこまで予算をかけられない人のための、初心者向け神コスパレンズ3本
- そして、「40mm F2.5 G」「20-70mm F4 G」「24-50mm F2.8 G」「70-200mm F4 G II」が
あえて今回の“神10本”から外れている理由
まで、まとめて整理します。
ブツ撮り・ガジェット・在宅ワークの写真もよく撮る視点で選んでいるので、同じようなスタイルの人にはとくにハマるはずです。
このページで分かること
- 2025年12月時点での「ソニーEマウント神レンズ10本」と、その役割
- 予算控えめでも失敗しにくい初心者向け 神コスパレンズ3本
- 40F2.5/20-70G/24-50F2.8/70-200 F4 G IIが「良いレンズなのに」トップ10から外れている理由
- 自分の撮影スタイルから「今買うべき1〜3本」を決める考え方
この記事でいう「神レンズ」の定義
「神レンズ」という言葉は人によって意味がバラバラなので、ここでは条件をはっきりさせておきます。
2025年12月時点での神レンズの条件はこの5つ。
- 画質
- 開放から安心して使える解像感・ボケ・色乗りがあること
- AF・操作性
- α1 II/α7R V/α7 IV など、現行ボディのAF性能をちゃんと引き出せること
- 取り回し
- 重さ・サイズが「それでも持ち出したい」と思える範囲であること
- 汎用性 or 専門性
- 標準ズームなら「1本で8割をカバーできる汎用性」
- 専門レンズなら「このジャンルなら替えが効かない」という尖りかた
- 将来性
- 2025年末から見て、5〜10年使っても価値が落ちにくいこと
レビュー経験だけでなく、国内外のレビュー・作例・ユーザー評価も踏まえた“総合評価”で選んでいます。
本気で選ぶ:ソニーEマウント神レンズ10本
ここからが本題です。まずは、予算もある程度かけて「長く使えるレンズが欲しい」という前提で選んだ10本を紹介していきます。
FE 24-70mm F2.8 GM II(SEL2470GM2)
ソニーEマウント標準ズームの完成形
最初に名前が挙がるべきは、やはりここ。
- 初代24-70GMから大幅に軽量化&小型化
- ズーム全域で開放から高い解像力とコントラスト
- AFは高速・高精度で、静止画・動画どちらにも対応しやすい
「24-70mm F2.8」というレンジそのものが、
- 風景
- スナップ
- 家族・ポートレート
- ブツ撮り・ガジェット
- 旅行
と、写真の8割くらいを1本でカバーできるど真ん中です。
「Eマウントで1本だけ選べ」と言われたら、2025年時点ではこのレンズと言ってもいいくらいの存在感。
と言ってもいいくらいの存在感です。
こんな人におすすめ
- α7 IV/α7R V/α1 II の“相棒ズーム”が欲しい
- ブログ・SNS用から仕事レベルまで、オールラウンドに使いたい
- “とりあえずこれ1本”で行けるレンズが欲しい
FE 100mm F2.8 Macro GM OSS(SEL100M28GM)
1.4倍マクロ+中望遠ポートレートを両立する「寄れるGM」
2025年登場の新しいG Masterマクロ。最大撮影倍率1.4倍という、かなり攻めたスペックが特徴です。
- 通常のマクロ(等倍)よりさらに寄れる1.4倍
- テレコン併用で最大2.8倍まで世界が広がる
- マクロ撮影に最適化されたOSS・距離リミッター・絞りリングなど、操作性も◎
花・昆虫・アクセサリー・時計・ガジェットなど、「とにかく寄って質感を撮りたい」人にとっては一生モノ候補と言っていいレンズ。
中望遠ポートレートレンズとしても非常に優秀で、1本で超寄りの世界と少し離れたポートレート両方を任せられます。
こんな人におすすめ
- ブツ撮り・マクロを本気でやりたい
- 100mm前後のポートレートも撮りたい
- 24-70GM II に足す2本目としてキャラの違うレンズが欲しい
FE 24mm F1.4 GM(SEL24F14GM)
風景・星景・環境ポートレートの雰囲気担当
24mm F1.4 GM は、登場から時間がたっても「神24」と呼ばれ続けている定番レンズ。
- 約445gと軽量コンパクト
- F1.4開放から高い解像力
- コマ収差も少なく、星景用レンズとしての評価も高い
24mmという画角は、
- 旅先の風景
- 夜景・星空
- 広めの室内・カフェ
- 人物+背景を入れた環境ポートレート
など、「世界を少し広く見せたいとき」にちょうどいい距離感です。
こんな人におすすめ
- 旅行・星空・街スナップが好き
- 「その場の空気感」ごと写したい
- 24mmをメインで使うイメージが湧く
FE 35mm F1.4 GM(SEL35F14GM)
「日常全部これでいい」万能スナップレンズ
35mmはスナップの王道の画角。その中でF1.4 GMは、画質・AF・サイズのバランスが非常に優秀です。
- 開放から中心〜周辺まで素直な描写
- 被写体との距離感が自然で、日常スナップに最適
- 子ども・ペット・カフェ・街・ちょっとしたブツ撮りまでこなせる
24mmだと少し広すぎる、50mmだと少し狭い……。そんな人にとって、35mmは自分の目線に近い画角として定番になりやすい一本です。
こんな人におすすめ
- 「単焦点1本で日常を撮りたい」
- キットズームからワンランク上の標準単にステップアップしたい
- ポートレートもスナップもバランスよく撮る
FE 50mm F1.2 GM(SEL50F12GM)
標準単焦点の終点候補
50mm F1.2 GM は、多くのフォトグラファーにとっていつかはの存在です。
- F1.2開放から高い解像感と立体感のある描写
- AFも速く、ポートレート・スナップどちらも安心して使える
- 前ボケ・後ボケともに自然で、背景がとろけるようなボケ量
「50mmの決定版を一本」と考えたとき、予算さえ許せば、このレンズで標準単は終戦してもいいと感じるレベルです。
こんな人におすすめ
- ポートレートも、テーブルフォトも、夜スナップも50mmが好き
- 標準域には妥協したくない
- 将来的にボディが変わっても、このレンズは手放したくない
FE 20mm F1.8 G(SEL20F18G)
軽くて寄れて写りも良い、現実的な神広角
広角単焦点の中で、コスパと携帯性のバランスが抜群なのが20mm F1.8 G。
- 約373gと軽量で、α7シリーズとのバランスも良い
- F1.8で星空・夜景も撮りやすい
- 最短撮影距離0.19mで、広角なのにかなり寄れる
「16-35GMを常に持ち歩くのはしんどいけど、広角は欲しい」。そんな人にとって、最も現実的な神広角の1本です。
こんな人におすすめ
- 部屋・デスク・室内を広く撮りたい
- 旅行で風景+人物を広く撮ることが多い
- 広角1本を軽めに持ちたい
7. FE 16-35mm F2.8 GM II(SEL1635GM2)
風景・建築・星空の広角大三元の完成形
風景・建築・星景・Vlogを本気でやるなら、やはり外せないのがこのレンズ。
- 初代から小型・軽量化しつつ描写力アップ
- 16〜35mm全域で高い解像力
- 動画撮影でのブリージング抑制やAF性能も現代的
20mm単では足りない場面(16mmの超広角・35mm付近の汎用域)まで1本でカバーできるので、
「広角ズームを軸にしたい人」のメインレンズになります。
FE 70-200mm F2.8 GM OSS II(SEL70200GM2)
運動会・スポーツ・ステージ撮影の王道望遠
望遠側の大三元。II型になってから「軽くて写る望遠ズーム」として評価が一気に上がったレンズです。
- 初代より大幅に軽量化
- AF性能が高く、子ども・スポーツ・動物など動体撮影に強い
- 70〜200mmのレンジで、運動会・舞台・ポートレートまで幅広く対応
「子どものイベントをしっかり撮りたい」「スポーツ撮るのが好き」という人にとって、ここ一番の保険になってくれる存在です。(F4の70-200G IIについては後半で理由を書きます)
FE 85mm F1.4 GM II(SEL85F14GM2)
「人を撮るため」の専用機のような中望遠
85mm F1.4 GM II は、人を撮るためのレンズと言っていい一本。
- F1.4開放から被写体を立体的に浮き上がらせる描写
- 背景はとろけるように大きくボケる
- 70-200mmより軽く、「人物専用レンズ」として持ち出しやすい
家族・ポートレートを本気で撮りたいなら、標準ズーム+85mm F1.4 GM II の組み合わせは非常に満足度が高いです。
FE 24-105mm F4 G OSS(SEL24105G)
「これ1本で旅行全部OK」な現実的神ズーム
最後の1本は、あえてのF4通しズーム。24-105mm F4 G OSS は、発売から年数が経っても「万能ズームの決定版」として名前が挙がるレンズです。
- 24〜105mmのほぼ全部入りレンジ
- F4通し+OSSで、日中〜夜景の手持ち撮影まで対応
- 24-70GM II より軽く、家族旅行・日常にも持ち出しやすい
「そんなにレンズ何本もいらない。とりあえず1本でなんでも撮りたい」という人にとって、現実的で後悔しにくい神レンズです。
予算控えめでも間違いない初心者向け 神コスパレンズ3本
ここまでGM多めでしたが、
「いきなりそこまで出せないよ……」
という人向けに、初心者視点で見ても間違いない3本を分けて紹介します。
初心者神レンズ1:FE 24-105mm F4 G OSS
まず1本だけ選ぶなら、これ
初心者向けでも、やはり最初の1本目候補は24-105G。
- 旅行・家族・日常・ちょっとしたブツ撮りまで全部1本でこなせる
- 重さもサイズもギリギリ常用できるライン
- GMを買い足しても、決して無駄にならない立ち位置
「最初のフルサイズボディを買った。レンズ1本でしばらくやりたい」
という人にとって、もっとも安全で、長く付き合える選択肢です。
初心者神レンズ2:FE 35mm F1.8(SEL35F18F)
初めての単焦点にちょうどいい日常の一本
35mm F1.8 は、軽い・明るい・価格も現実的、という三拍子揃ったレンズ。
- 小型軽量でつけっぱなしにしやすい
- F1.8で室内の子ども・カフェ写真にも対応
- GMほどの価格ではないのに、写りはかなり優秀
「キットズームから一歩抜け出したい」
「単焦点の楽しさを味わってみたい」
という最初のステップに、最適な一本です。
初心者神レンズ3:FE 85mm F1.8(SEL85F18)
ポートレート入門の神コスパ85mm
85mm F1.8 は、「Eマウントでコスパがいいレンズ」として常に名前が挙がる中望遠単焦点です。
- 軽くてAFも速く、ポートレートにも家族写真にも使いやすい
- 背景が大きくボケてそれっぽい写真になりやすい
- GM85の半額前後で手に入るのに、満足度が高い
「家族・恋人・友だちをそれっぽく撮りたい」
「運動会で、少し離れた位置から撮る用のレンズが欲しい」
そんなニーズにぴったりハマる一本です。
あえて外したレンズと、その理由
ここまで読んで、
- 「40mm F2.5 G は神レンズじゃないの?」
- 「20-70mm F4 G(いわゆる2070G)は?」
- 「24-50mm F2.8 G は?」
- 「70-200mm F4 G II もあるのに、なんで F2.8 だけ?」
と気になっている人も多いはず。
どれもレンズとしては優秀で、むしろ好きな人にはどハマりする良レンズです。ただ、この記事のコンセプトである
「2025年12月時点から見て、5〜10年スパンで“システムの軸”になりやすい神レンズ10本」
という条件で選ぶと、優先度が一歩下がった、という整理です。
順番に理由を書いていきます。
FE 40mm F2.5 G が入らなかった理由
軽量スナップとしては最高。でも「柱」ではなく3〜4本目に選ぶレンズ。
40mm F2.5 G は、正直かなり好きな一本です。
- 約173gの超軽量
- 小さいのに描写もきちんとしている
- 35mmと50mmの中間という絶妙な画角
いわゆる お散歩レンズとしてはほぼ完成形 です。
それでも神10本から外したのは、
- 初めての1本・2本目の「システムの軸」にはなりにくい
- 性格としては、24-70GM II や24-105Gのあとに買う軽量スナップ要員
- 標準単焦点枠としては、より汎用性のある35mm/50mmを優先した
という理由からです。
「レンズは一通り持っているけど、もっと軽くて、つけっぱなしにできる相棒が欲しい」
という文脈なら、40F2.5 G は神レンズ候補に入ってきます。
FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)が入らなかった理由
設計コンセプトは最高。でも標準ズームの王座争いでは中庸ポジション。
20-70mm F4 G は、
- 一般的な24-70より広い「20mmスタート」
- F4通しで軽量、静止画・動画どちらにも向く
- 近接性能も高く、ワイドマクロっぽい使い方も可能
と、設計コンセプトとしてはめちゃくちゃ魅力的です。
ただ、「標準ズーム1本目」としてライバルを並べると、
- FE 24-70mm F2.8 GM II
- FE 24-105mm F4 G OSS
- FE 20-70mm F4 G
という構図になります。
この中で、
- 絵作りと本気仕事用としては 24-70GM II
- 家族・旅行・汎用性としては 24-105G
の2本を優先したため、20-70Gは広角寄り・動画寄りの人向けの一本として、一歩引いたポジションになりました。
「Vlogもやるし、常に広めの画角で撮っておきたい」
という人にとっては神レンズ候補ですが、写真/ブツ撮り寄せの神10本という軸からは少し外れるというのが今回の判断です。
FE 24-50mm F2.8 G(SEL2450G)が入らなかった理由
軽くて明るいが、レンジ的に割り切り寄りの標準ズーム。
24-50mm F2.8 G は、新しいコンセプトの標準ズーム。
- 24-70 F2.8 よりずっと軽量・コンパクト
- 24〜50mmにレンジを絞った代わりにF2.8通し
- 「お散歩標準ズーム」としては非常に使いやすい
一方で、標準ズームに求める全部入り感という意味では、
- もう少し長い焦点距離が欲しくなる場面も多い(旅行・家族撮りなど)
- 運動会やステージなど「ちょっと長さが必要な場面」では心許ない
という弱点もあります。
「24〜50mmの世界だけで完結させたい」
「できるだけ軽いF2.8標準ズームが最優先」
という人には最適解になり得ますが、
- 誰にでも勧められる標準ズームのど真ん中
- 5〜10年スパンで見たときの「とりあえずの1本目」
という視点では、24-70GM II/24-105Gを優先した、という整理です。
FE 70-200mm F4 G OSS II(SEL70200G2)が入らなかった理由
軽くて寄れてコスパも良い。でも「望遠1本目の絶対的エース」としてはF2.8 GM IIを。
70-200 F4 G II 自体は、ものすごくバランスの良いレンズです。
- 初代から描写・AFともにパワーアップ
- 最短撮影距離が短く、テレマクロ的にも使える
- F2.8 GM II より軽く、価格も抑えめ
「分かって選ぶ軽量望遠」という意味では、かなり現実的な神レンズ候補です。
それでも今回の神10本から外したのは、
- 望遠ズーム枠を1本に絞るなら、「ここ一番の運動会・室内ステージ・スポーツ」でF2.8の余裕が効いてくること
- 将来的にボディが進化しても「F2.8の大三元望遠」はシステムの軸として残り続けるであろうこと
を考えて、望遠1枠はF2.8 GM II側を立てたという判断です。
「望遠の出番はそこまで多くないけど、いざというとき用に軽い一本が欲しい」
という人には、70-200 F4 G II はむしろドンピシャです。軽量望遠の神レンズ候補としては強く推せる一本です。
自分にとっての「神レンズ」を決める3ステップ
最後に、この完全版をどう使うかの話を少しだけ。
ステップ1:撮りたいものを3つだけ書き出す
まずは、難しいことを考えずに「主に撮りたいもの」を3つだけ書き出してみてください。
- 家族・子ども
- 旅行の風景
- ガジェット・デスク周り
- 花・マクロ
- スナップ・街
- スポーツ・運動会
- ポートレート
ステップ2:ズームから行くか、単焦点から行くか決める
- 「とにかく撮り逃したくない/交換が面倒」派
- 24-105G/24-70GM II のような標準ズームをまず1本
- 「ボケと画作りを楽しみたい」派
- 35mm/50mm/85mmあたりの単焦点から1〜2本
ブツ撮り・デスク写真が多いなら、
- 24-70GM II + 100mmマクロGM
- 24-105G + 35mm F1.8
あたりが、かなりしっくりくる組み合わせです。
ステップ3:この記事の神10本と初心者3本の中から、今の自分に合う1〜3本を決める
最終的には、こんな感じで役割分担すると迷いにくくなります。
- 1本目:なんでも担当(標準ズーム)
- 2本目:自分のこだわり担当(単焦点 or マクロ)
- 3本目:趣味全振り担当(広角/望遠/ポートレート専用など)
この記事で出した神レンズ10本+初心者向け3本の中から、「今の自分にしっくり来る組み合わせ」を選んでいけば、レンズ選びの沼はだいぶ浅くなるはずです。
おわりに:2025年12月時点の完全版として
レンズのラインナップはこれからも少しずつ変わりますが、ここで挙げた
- 本気の神レンズ10本
- 予算控えめでも失敗しにくい初心者向け3本
- あえて外した40F2.5/20-70G/24-50F2.8/70-200 F4 G II の立ち位置
は、2025年12月の時点から見ても「今から買っても5〜10年戦える」ラインナップになっているはずです。
あとは、自分の撮影スタイルと予算を重ね合わせて、「今の自分にとっての神レンズ」を1〜3本決めてあげればOK。
よくある質問(FAQ)
- ソニーEマウントで「最初の1本」におすすめの神レンズはどれですか?
-
フルサイズαの初レンズなら、まずは「FE 24-105mm F4 G OSS」を推します。
- 24〜105mmの焦点距離で、旅行・家族・風景・物撮りまで1本でカバー
- F4通し+光学手ブレ補正で、暗めの室内や夜景にも対応しやすい
- GMレンズより価格が抑えめなのに、描写は十分以上
「ソニーEマウントレンズ おすすめ 初心者」という意味では、24-105G → 次に35mm単焦点 or 85mm単焦点の順で揃えると、ほぼ失敗しません。
- GMレンズとGレンズ・無印レンズの違いは?全部GMで揃える必要はありますか?
-
GMは最高画質&プロ向け、G・無印はコスパと軽さのバランスというイメージでOKです。
- GM(G Master)
- 開放からの解像感・ボケ・AF性能など、ソニーが本気で作ったフラッグシップレンズ
- その分、値段もサイズも重さも「本気仕様」
- G / 無印
- 画質と価格・サイズのバランス重視
- FE 20mm F1.8 G や 24-105G、35mm F1.8、85mm F1.8 など、神コスパレンズが多い
ソニーEマウントの「神レンズ10本」はGM多めですが、全部GMで揃える必要はまったくなくて、標準ズームやポートレート用だけGMにするような混在構成が現実的です。
- GM(G Master)
- 単焦点レンズとズームレンズはどちらを先に買うべきですか?
-
撮影スタイル次第ですが、迷うなら「標準ズーム → 単焦点」の順がおすすめです。
- 撮り逃したくない人・旅行や家族写真が多い人
- まず「FE 24-105mm F4 G OSS」や「FE 24-70mm F2.8 GM II」などの標準ズームを1本
- ボケや空気感を楽しみたい人・作例重視の人
- 標準ズームの次に、
- 日常スナップなら 35mm F1.8 / 35mm F1.4 GM
- ポートレートなら 50mm F1.2 GM / 85mm F1.8 / 85mm F1.4 GM II
- 標準ズームの次に、
「ソニーEマウント 単焦点 おすすめ」で検索する人の多くは、すでに標準ズームを持っていて、2本目以降のレンズを探しているケースがほとんど。まずはズームで自分の好きな画角を探してから、その画角の単焦点に進むのが失敗しにくいです。
- 撮り逃したくない人・旅行や家族写真が多い人
- PS-Cのα(α6400など)からフルサイズに乗り換えた場合、レンズは買い直しですか?
-
APS-C専用レンズ(Eマウントの「E ○○」表記)は基本買い直し。フルサイズ用「FE ○○」ならそのまま使えます。
- ソニーのレンズ名称で
- 「E ○○」→ APS-C専用レンズ
- 「FE ○○」→ フルサイズ対応レンズ
- フルサイズα1 / α7シリーズでEレンズを使うと、クロップ(画角が狭くなる)されてしまうため、せっかくのフルサイズの良さを活かしきれません
この記事で紹介している神レンズ10本+初心者向け3本は、すべてフルサイズ対応のFEレンズです。これからフルサイズαに本格的に移行するなら、最初からFEレンズを選んでおくと買い直しが減ります。
- ソニーのレンズ名称で
- ソニーEマウントの神レンズは新品じゃないとダメ?中古で買っても大丈夫?
-
中古でも状態と保証をしっかり選べば、ソニーEマウントのレンズは中古購入も十分アリです。
- レンズはボディより寿命が長く、状態の良い中古を選べばコスパはかなり高い
- 特に大三元ズームやG Masterは、新品価格が高いぶん中古市場も豊富
- ただし、
- AF動作
- 手ブレ補正(OSS)
- ズームやフォーカスリングの異音
- カビ・クモリ・傷
は必ずチェックしたいポイント
「ソニーEマウント 神レンズ 中古」みたいな買い方をするなら、信頼できる中古店+保証付きの個体から攻めるのがおすすめです。

